【増量方法】よく噛むことで太ることができる!?【メリットだらけの咀嚼】
痩せ型の人が太るためには、食事の内容や一日の摂取カロリーを見直すことは当然重要な事ですよね。
しかし、他にも重要なポイントがあるのは知っていましたか?
それは、生活習慣です。
今回は、食事中の習慣「咀嚼」について解説していきます。
あまり意識してご飯を食べるようなことはなかったと思いますが、実は咀嚼は太るためには大変重要な行為なのです。
・咀嚼回数が増えると効率よく増量できる理由
・まだまだある咀嚼のメリット
・咀嚼の落とし穴
この記事を読めば、よく噛むことで太ることのできる理由がわかります!
理論がわかることで、普段の食事で少しだけ意識して噛むことができるようになれば、より早く増量していく事ができますよね。
私は、BMI17を切るようなガリガリ体型でしたが、太るための方法を学び実践することで増量に成功しました。
太るための理論を知り、実践することができれば誰でも確実に増量することができますよ!
咀嚼回数が増えると効率よく増量できる理由
咀嚼と増量という、一見関連性のなさそうな行動ですが、実はこれらは密接に結びついています。
咀嚼によっておこる身体への好影響や増量との関係をここでは紹介していきます。
唾液の分泌量が増える
消化は、胃や腸で行われるイメージがありますよね。
しかし、実は唾液も消化の役割を担っています。
これは、唾液の中に含まれる酵素がでんぷんを分解する作用があり、これによって炭水化物の消化を助けているのです。
なぜこれが増量につながるかというと、理由は2つあります。
一つは、胃や腸の負担を減らすことで最終的な栄養吸収効率が上がる点。
もう一つは、炭水化物を分解するとブドウ糖が発生しますが、このブドウ糖は人間が活動するためのエネルギー源になります。
増量を目指すうえで、筋力トレーニングなどの身体づくりを行う際もブドウ糖がエネルギー源になるのです。
このブドウ糖が不足していると、筋力を発達させるためのタンパク質が身体を動かすためのエネルギーとして消費されてしまうので、筋肉の発達を妨げてしまいます。
胃に入る食べ物が細かくなる
噛めば噛むほど胃の中に入る食べ物はそれだけ小さくなりますよね。
実は、それ自体がエネルギーの吸収効率を上げているのです。
腸で栄養を吸収するためには、栄養を吸収しやすい形(できるだけ液体に近い形)が理想です。
そのために胃の働きで食べ物を溶かして腸に送り込むのですが、胃の作用にも限界はあります。
消化不良になった食べ物は吸収しにくい形で腸に送られてしまうので、結果的に栄養の吸収効率が下がってしまうのです。
そのため、胃の中に入る前の段階、つまり口である程度食べ物を細かくかみ砕いておくことが増量につながります。
まだまだある咀嚼のメリット
増量とは別の観点からも、咀嚼には様々なメリットがあります。
虫歯や歯周病、口臭の予防につながる
先ほど言った通り、咀嚼によって唾液の分泌量が増えます、
そして唾液は、消化作用を持つだけでなく抗菌・清掃効果まで持っているのです。
これによって、口の中で菌が繁殖しにくい状態を作ることができます。
そうすると、虫歯や歯周病の予防になるだけでなく、唾液の抗菌効果で口臭を抑えることもできます。
脳の働きが活性化する
よく噛んで食事を摂ることで、五感の情報が脳に大量に送られます。
口の中は、小さな砂粒が入っただけでもわかるほど発達した感覚を持っているため、その鋭い感覚から送られる大量の情報が脳を活性化させるのです。
よく噛むことで、認知力の向上や記憶力の強化などの効果も認められているので、増量とは関係なしに実践していきたいですよね。
がん予防ができる
咀嚼することで、がんの予防に繋げることができます。
食べ物の中には、そのままの形では人間の体内で処理できないものもあり、代表的な例としては野菜や改装などの繊維などです。
これらは、噛むことで初めて栄養素を身体に吸収させることができるのですが、野菜や果物などをかむことで出るビタミン類が発がん性物質の生成を抑制する効果があります。
さらに、野菜などをよく噛むと食物繊維に発がん性物質が吸着され、消化器官で吸収されにくくなり便として排出されます。
こういった効果から、よく噛むことががんの予防につながると言われているのです。
咀嚼の落とし穴
メリットだらけの咀嚼ですが、増量という行為と合わせて考えた際に一つだけデメリットがあります。
それは、満腹感がいつもより早い段階で来てしまうことです。
胃腸に負担がかからず、適度な唾液分泌を促せる咀嚼回数は30回とされています。
しかし、早い段階で満腹を感じるということは、何も意識していなければいつもより食事量が減ってしまいますよね。
なので、よく噛んで食事をする際に気を付けていただきたいのは、一日の摂取カロリーの目標値を決めて、決めた分量は確実に食べるようにすることです。
「お腹いっぱいになったし、もういいや」なんてことでは増量はできません。
しかし、食事量を先に決めておけばよく噛んで食べても「ノルマ」があるため決まった分量の食事できますよね。
そのためにも、最初の内は30回ではなく、単純に「いつもより少しだけ噛むことを意識する」というのでも構いません。
慣れてきたら徐々に噛む回数を増やしていくと、最終的には意識せずともよく噛んで食べることができるようになりますよ。
皆さんも、食事量に気を付けながら「咀嚼回数を増やす」増量に挑戦してみてください!